基礎知識 ブログ お問い合わせ Howto トラベル 壁紙 DVD ショッピング ホーム 波情報
 過去ログ検索
投稿者: 管理者

【西日本から冷え込む事を天気予報では厳冬という】


南米ペルー沖の東風(貿易風)が普段より強く吹くとき、沿岸の海面水温は低くなる。

強いオフショアで深海から冷水が沿岸に湧昇するから。


普段暖かなところが冷たくなると世界中の気圧配置がずれ始め、日本付近はシベリア高気圧の寒気が流れ込みやすくなるのがラニーニャの冬。


寒気は北日本海から北海道辺りに中心を持つ渦(低圧部)となるが、この寒気を伴なった低気圧は上層由来の現象なので、地上天気図に描かれにくく「冬型がキマッタ」とはよく言うが「寒冷渦がキマッタ」とは言いにくいのだ。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【アンテナのついたウミガメにいつか出会うかもしれない。】


エルニーニョ(もしくはラニーニャ)現象、あるいはこの先どのくらいの二酸化炭素を海中にとどめておけるのかや熱の蓄積など天気が海を変えるのでなく、海こそが天気を左右する事実が研究で解明されつつある。


海のデータを正確に集めることは喫緊の課題。

東京大学と海洋研究開発機構では、2019年からウミガメの背中にアンテナのついた15㎝四方くらいのセンサーとGPSを貼り付けて放流し、精細な海水温データを集める事に成功している。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【気象予報士になって20年。初めてなぜサイズアップしたのかわからなかった波】


日本に波をもたらす最も典型的な温帯低気圧。

天気図上では「低」マークに赤い温暖前線と青い寒冷前線を伴なって漢字の「入」という形に似ている。


2021年11月8日は二つの温帯低気圧が日本海と太平洋に入り、二日後にサイズアップかと予測したが実際は8日午後には東日本太平洋側は大きくサイズアップし始めた。

納得が行かない!


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【冬型が決まりにくいラニーニャの寒い冬の不思議!】


過去の世界的パンデミックの1918年スペイン風邪、1957年アジアインフルエンザ、1968年香港インフルエンザ、2009年新型インフルエンザ…

実はこれら全てラニーニャ現象が先行して起きていたという事実がある。


南米ペルー沖の海面水温が平年より低い状態がラニーニャ(逆がエルニーニョ)。

ラニーニャの冬は厳冬になる。

気圧配置が変わり、偏西風が蛇行し日本列島は寒気を持った高気圧(シベリア高気圧系)が停滞しやすくなるので、鍋底寒気に覆われて西日本から寒くなるのだ。

この「普段そこまで冷え込まない地域まで寒い」事が感染症パンデミックの引き金になっていると考える。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【波形を数値表現したものが周期。ホームポイント付近の波の周期を検索!】


波が大きくなるとサーフボードを滑らせる「面」が増える事は体感的にわかる。

波乗りをしない人にはサイズが大きければ大きい程サーファーは喜ぶと感じているようだが、波の大きさよりも形の方が気になる。

小波でもシェイプが美しいと幸福感は高いから。


波のサイズは波情報で確認出来る。

形は実際に波チェックをして点数がつくからそれでもOK。

でも周期にも注目してほしい。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【その低気圧は急発達しサイズアップ必至だ!】


2021年10月25日小笠原諸島に台風20号が発達しながら接近中。

台風スウエル到着にあと3日程という予想。


ここで天気図上に南岸低気圧が一つ発生。

台風と日本列島の間を通る南岸低気圧の構造。


台風は暖かく湿った空気の塊でその水蒸気は雨の元になり、雨を降らせる過程で上昇流という風が吹くので、その風を補填するように海上の空気を吸い込む為、海上も風が強まりこれが波の元になる。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【台風のエリートコースが判ってきた】


2021年10月1日に日本初の台風専門研究機関である「台風科学技術研究センター(横浜国立大学先端科学高等研究院内)」が設立された。

台風被害の削減はもとより、台風エネルギーをプラスに使えないかの研究も行われるようで楽しみ。


この機関の初代センター長、筆保弘徳先生には大波の時だけ開催される鎌倉「稲村ガ崎サーフィンクラシック」についても取材された事がある。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【台風がクラシックなコースを通らなくなった理由が徐々に解明】


国連気候変動枠組み条約 第26回締約国会議(COP26)が2021年10月31日英グラスゴーで開幕する。

産業革命前と比べた世界の気温上昇の目標を1.5℃までとした「パリ協定」の実現に各国が合意できるかが焦点。

その資料となる気候変動に関する政府間パネル(IPCC)も、第6次評価報告書(AR6)が発表された。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【真っ平に感じる海も実は波以外に凸凹があるのだ。】


衛星から見た海の光り具合(赤外線やマイクロ波)で海面温度を換算して予報に使われている。

海面水温が27℃以上の場合、その海域にある台風は発達傾向となるとは気象学の教える所。


しかし台風はその海域をかき混ぜながら進むのため水温は変動しがちで、台風発達の予報が外れるのはわずかな海面水温の違い。

海の上の部分だけ水温が高いのか、深い部分までしっかり温まっているのか、正確な予報の為には水深100mまでの水温データがほしいがそれは観測が難しい。


琉球大学の研究で、海の高低差で温度を割り出すという手法がある。



続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |

投稿者: 管理者

【いつの世もある強すぎる台風を弱める研究】


マスコミ報道で今一つ理解されていないなぁと思うのは、「台風が遠くにありウネリだけが届く条件こそが波乗りに理想的」であるという事。

台風が来るとなんでもかんでも海に出ていく無謀な人=サーファーという無理解を何とかしたい。

強すぎる台風が近くにあると何もいい事がないのはサーファーも同じ。


台風を弱める研究には歴史がある。

1962年から1983年まで米政府が実施した「ストームフューリー計画」は台風の目に注目した。

ぎゅっとしまった台風の目は強い台風の象徴だから、この台風の目を大きく開いて緩ませ弱らせる作戦だ。


続きを読む▽
| 波浪コラム | 05:00 AM |






PAGE TOP ↑



 カテゴリ一覧

 過去ログ

 RSS



処理時間 1.490303秒

湘南,サーフィン,サーフショップ,サーフボード,ロングボード,スケートボード,ショートボード,サーフトリップ,ボディボード,テイクオフ,ニクソン,ビラボン,ロキシー,アルメリック,クイックシルバー,ボルコム,volcom,ウェットスーツ,スケボー,スノボー,バリ島,ハワイ,モルディブ,ラッシュガード,タッパー サーフポイント,サーフィンスクール
Copyright(c)2006 namitsu.com All Rights Reserved.
logo